こんにちは!夏隣です。
Houdiniビジュアルエフェクトの教科書で作成していたんだけど、教科書の内容に沿っても想定した動きにならないことがあります。個人用のメモを少しずつ残していきます。
目次
・はじめに
・事前準備
・制作環境
・ch1-3 本とバージョン18との差分
・ノードのバージョンダウン方法
・まとめ
はじめに
Houdiniの教科書としておすすめされるビジュアルエフェクト本。サンプルもあり図解もわかりやすくまとめられています。この本は2018年5月に出版され、バージョンは15.5~16.5のもので作成されています。ところが2020年9月現在最新のHoudini18.0において、ノードの大幅なバージョンアップにより、教科書通りに作れない箇所がいくつか見受けられます。
私自身DCCツールの経験がほとんどなく、サンプルを見ながら作成してもなぜうまくいかないのかが分かりづらく、私の振り返り用として情報を残したいと思います。また、全体像を載せる等はしませんので、実際に作成していきたい方は教科書の購入をおすすめします。
・事前準備
Houdiniのinstallは完了しているもの前提で話します。
有料版と無料版がありますが、ビジュアルエフェクトの教科書では無料版で完結できるためまず無料版で進めることをお勧めします。
・制作環境
Houdini Apprentice 18.0.499
windows 10
メモリ16GB
・ch1-3 本とバージョン18との差分
P19 4番 シーンビューで箱が表示されない
5番 Geometoryの中にFileがない
バージョンアップによってGeometoryの中にFileは作成されません。
そのためviewには何も表示されませんが、正常な動作です。
いちいちFileを消さずに済む修正ですので特に影響はありません。
スルーして進めましょう。
P23 23番~ twistのinput output数が違う
パラメータが教科書と大きく違う
恐らくここが一番の変更点だと思います。
このtwistノードですがバージョン18ではBendノードと統合されたようです。
そのためTwistのパラメータ自体はあるものの、見づらくなってしまっています。
左図が本サンプルデータの旧twistノード、右図がバージョン18のBendノード(Twistノードを統合したノード)です。
ノードにカーソルを合わせ、左の"!"マーク(Node info)ボタンをクリックすると、上記画像のようにノードの情報が取得できます。
赤枠の箇所がサンプルと違った場合は、今回はサンプルからコピーアンドペーストでもってくることをお勧めします。
Bendノードについて詳しくは、こちらの記事でご確認ください。
Houdini 18 SOP No.3 “Bend SOP”
・ノードのバージョンダウン
※現在調査中・・・
分かる方いましたらTwitterなどでリプライいただけると喜びます。
まとめ
このように同じノードでもバージョンによって大きく異なってしまっている状況です。
私が書いた記事も1年後にはバージョン間によって古くなってしまう可能性が大きいです。
そのため、まずはノードの情報を見て、バージョンに差がないか確認することをお勧めします。
今後も記事をまとめていこうと思いますので、いいねと思った方はTwitterまでいいねいただけますとモチベになります。
<次回記事>
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